未来への一歩:組織倫理と倫理的課題に向き合う企業の挑戦

本日はバレンタインデー。

私にとっては最後の義理チョコとなりました。おかげさまで、会社もある程度安定を測れるぐらい大きな組織に成長し、次なるステップに向けて進む時期に差し掛かっています。

そこで最近考えていたのは、組織倫理に対する経営計画です。組織倫理には二つの主論点があります。一つは社会的・経営的に明らかに避けるべき行為、例えばハラスメントや不正です。もう一つは、ステークホルダーの立場によって何が正しいかが揺れるテーマです。

前者は倫理的な観点から正しい方向が明確ですが、後者は正解が不透明です。企業は異なる立場の人々や組織に対応するスタンスを明確にすることを求められ、それがブランドの世界観や企業価値に大きく影響すると考えています。そして、後者の倫理的な課題が増加しているため、企業はこれに対処する難しさに直面しています。

このような状況から、後者の正解のない倫理的課題に対応するため、私たちはまず虚礼廃止を実施することを決定しました。クライアントや地主様などのステークホルダーへは現在まだ現実的ではないと判断し、社内でのバレンタインデー、お中元、お歳暮、年賀状などの儀礼から廃止する方針です。

プライベートでの心のこもった贈り物は続けますが、形骸化した儀礼は廃止します。

私たち企業がより良く生きることを倫理ととらえているための選択だと考えています。

昭和の人間にとっては寂しい思いもありますが、変化を受け入れ、未来に向けての新たな一歩と捉えています。今年で義理チョコは終了ですが、これからも変化に柔軟に対応し、企業の倫理に真摯に向き合っていこうとおもいます。今まで義理チョコをくれた皆様(笑)、ありがとうございました。